HATやBonnetを付けたまま、GPIOを分岐させる
ラズパイのGPIOは便利なのですがHATやBonnetを付けるとGPIOピンが使えなくなってしまうので、自分で電子回路を組んでテストしたい時に不便でした。
どうにか上手くピンヘッダを増やせないかなと考えていたところ、丁度よい部品があったので自分で作成してみました。
便利なので、紹介します。
※HATやBonnetで使用しているGPIOは使えないので注意しましょう。並列につないでHATやBonnet、作成した電子回路が壊れる可能性もあるので十分注意して下さい。自己責任でお願いいたします。
作成するもの
このような基盤を作成します。
用意するもの
全て秋月電子通商で購入しました。
ピンソケット 2×20(40P) ラズパイ用スタッキングコネクタ
ピンヘッダ 2×20 (40P)
Raspberry Pi用ユニバーサル基板
基盤の作成
特に難しいことはありません。ピンヘッダとラズパイ用スタッキングコネクタをはんだ付けするだけです。半田付けは80カ所で細かいのでショートしないように注意してください。
表側
そのままだと、狭すぎるので外側のラズパイ用のスタッキングコネクタのピンは外側に曲げます。曲げるときは定規を添えて曲げると綺麗に曲がります。
裏側
取り付け
RaspberryPiに付ける
RaspberryPiZeroWHに取り付けてみました。もちろん3Bや3BPlusなど40PinGPIOを持つラズパイであれば取り付けられます。
HATを取り付ける
手持ちのReSpeaker 2-Mics Pi HATというHATを取り付けた様子。
HATを付けたまま、GPIOを使っている様子
I2CでLCD 1602Aを接続してみました。ブレッドボードとの接続はラズベリーパイB+/A+用ブレッドボード接続キットを使用しています。
おわりに
私の場合は後で回路組むかもしれないのでラズパイ用のユニバーサル基盤はそのままにしておきましたが、使わない方は基盤をカットしてもいいかもしれません。
作成した後に、内側をスタッキングコネクタ、外側をピンヘッダ (オスL型) 2×40 (80P)にしてもいいかもと思いました。