RaspberryPi 3B Plusでヒートシンクを取り付ける。
RaspberryPi3B+を使い続けているうちに気になったのがCPUが異常に熱いということです。指で触るだけでも熱いと感じるので相当温度が上がっています。
そこでUnixBenchを実行しつつ各部の温度を測ってみました。
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測定に使用した機器
ボード全体を調べたかったので非接触の赤外線放射温度計を使いました。
測定条件
室温:25.9℃ 湿度:47%
温度が高かった箇所
測定したところ、以下の4カ所が発熱していました。他の場所では50℃を超えることはなく、対策は4カ所でいいと思います。
- SoC(MAX 67℃)
- Wifiモジュール(MAX 54℃)
- LANモジュール(MAX 52℃)
- メモリ(MAX 50℃)
ヒートシンク
ラズパイ用のヒートシンクは大体3つしかありません。一番お手軽なのはEasyWordMallの6枚セットです。
裏側にスペースがない時
メモリは基板の裏側にあるのであまりスペースが取れない場合は薄い銅板タイプが使えます。ヒートシンク 冷却パッド 銅パッド
★テープがついていないので熱伝導両面テープが必要です。
取り付けた様子
Wifiモジュールだけは6mm×6mmだと少し小さいですが、なにも付けないよりはいいでしょう。
ヒートシンクの効果
取付後、再度UnixBenchを実行しながら測定したところ、MAXは大体2~3℃ほど下がっていました。
- SoC(MAX 64℃)
- Wifiモジュール(MAX 52℃)
- LANモジュール(MAX 50℃)
- メモリ(MAX 48℃)
ヒートシンクだけでは冷却効果はほとんどありません。
RaspberryPi3B+は発熱が大きいので、正直ヒートシンクを取り付けてもクロックダウンしてしまいます。パフォーマンスアップのためにはファンも用意した方がいいでしょう。ファンのおススメは2個 Raspberry Pi DCブラシレス冷却ファンです。
おススメの理由は、7mmと薄く狭い場所にも取り付けられるのと、電源のピンが分かれているため3.3V駆動を選択できるので騒音を減らせるからです。