【JLCPCB 3Dプリントサービス】金属3Dプリントでフルメタル#スタックチャンを作ってみた【2022まとめ】
ブログでもJLCPCBを利用した3Dプリントのサービスについていくつか記事を書いてきましたが、3D金属プリントは高価で手を出してきませんでした。しかし、今回試してみる機会を得たので経験を記しておきます。この内容は「#makepcba 金属3Dプリンティング事例共有まとめ」で私が話した内容です。スライドでは保存できない動画ファイルやその後の情報を補足しておきます。
もくじ(Index)JLCPCB 金属3Dプリントサービス
Selective Laser Melting (SLM) 方式を採用した316L ステンレスで3Dプリントできるサービスです。ユーザー登録や注文方法について詳しくは[su_peamalink id=”3474″]を参照してください。
使用した3Dモデル
現時点での3Dモデルは下記の難点があります。アルファ版なので発注の際は注意してください。シェルと足のみ金属で、ブラケットはプラスチックで印刷することをおススメします。
- サーボホーンの厚みを削る必要がある。
寸法がギリギリなので金属シェルに金属ブラケットを合わせる場合はかなり工夫が必要です。サーボホーンの厚みを削ったりシェルのサイズを改修してください。 - ブラケットにサーボを固定するのにはテクニックが必要
サーボはM2x10mmのボルトとナットで固定する設計になっています。取付位置が狭いのでナットを上手く合わせてボルトで固定するテクニックが必要です。
公開先
下記のリンクで公開しています。alpha_metal_caseフォルダの中です。DesignSparkMechanicalで作成しているためrsdoc形式でも公開しています。
発表スライド
主な内容は下記のスライドを見てください。動画や補足説明を後述します。
動作している様子
使用したサーボ
メタルスタックチャンは重いので、プラスチックギアのサーボだと早めに故障する可能性があります。より耐久性があるメタルギアのサーボが適しています。
FEETECH FS90MG
メタルギアで入手性の良いサーボです。品質はたまに外れがありますが、メタルギアでサーボ特有の鳴りもないのでおススメです。
補足
改良版については、印刷方向が異なるため安定した感じもします。
おわりに
ツイートがきっかけで、JLCPCBの金属3Dプリントを試すことができました。今のところ後加工が大変ですが、出来上がりの寸法精度も良く厚みがしっかりしたモデルはゆがむことも少ないと思います。
ぜひ、金属3Dプリント体験してみてください。