ArduinoIDEの便利技

 M5Stackに手を出してから、ESP-WROOM-02、ESP-WROOM-32、M5Stack、、、と言う風にESP系のコンパイル作業が多くなりました。そこで困るのがボードの切り替えです。。。ボードを切り替えてCOMポートも変更しなければならず不便です。そんな時に使える便利技があったので紹介します。

 もくじ(Index)

起動時に設定を変える技

 複数のボードを切り替えるのが面倒な時に使える技です。

 arduino.exeを起動する時に「–preferences-file」オプションを付けると起動時のpreferences.txtを指定することができます。これを利用して、ボードの設定を変えた後のpreferences.txtを別の名前にして保存しておき、arduinoIDEを起動するショートカットを複数作成しておけば、ボードの切り替えが楽になります。

preferences.txtを切り替える手順

①preferences.txtの場所を確認

 ArduinoIDEを起動して、環境設定を開きpreferences.txtの場所を確認します。

②ボードやライブラリの設定を行い、終了する。

 コンパイルできるようにボードの設定を行い、一旦ArduinoIDEを終了します。

③preference.txtをコピーして名前を変える。

 コピーして、設定した状態のボードに対応した名前を付けます。

例、preferences_M5StackFire.txtなど

④持っているボードの分①~③を繰り返す。

 私の場合は以下のように5つ作成しました。

  • preferences_M5StackGray.txt
  • preferences_M5StackFire.txt
  • preferences_M5StickC.txt
  • preferences_ESP8266.txt
  • preferences_ESP32.txt

⑤ショートカットを編集する。

 Windowsの場合はショートカットを編集して「リンク先(T):」を書き換えます。私の場合はC:\dev\arduino-1.8.9\arduino.exeでpreferences.txtは\portable\配下にあるので下記のようになります。

●例、preferences_M5StackFire.txtを読み込んで起動する設定

C:\Dev\arduino-1.8.9\arduino.exe --preferences-file C:\Dev\arduino-1.8.9\portable\preferences_M5StackFire.txt

★ショートカットは、コピーしたpreferences.txtの数だけ作成します。

同じPCに異なる開発環境を持ちたい時に使う技

 一度だけあったのですが、ESP8266とM5Stackの開発環境を混在させた時に、M5Stackのコンパイルができないという状況に陥りました。

 不具合の切り分けがしたかったので別環境を作成したいと思い調べたところ解決方法がありました。

 ArduinoIDEのZIP版をダウンロードして解凍したフォルダの直下に「portable」というフォルダを作成すると解凍したフォルダ毎に設定の異なるArduinoIDE開発環境を持つことが可能になります。

参考リンク

●arduino.exeのオプション

ARDUINO(1) Manual Page

 

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