GoogleAIYProjectで新しいOSがリリースされました。
AIY Kits Release 2018-11-16にてGoogleAIYProjectの新しいOSイメージがリリースされました。リリースのメールが来たのは日本時間の11/17 4:00ぐらいです。
早速使っていますがかなり進化しています。
★注意★(2018/11/24追記)
Snowboyを入れてHotwordで起動できるようにする。で紹介したHotword起動が上手くいかなくなります。Hotwordを使いたい方は2018-08-03のままでアップデートしないのがいいでしょう。
現在調査していますが、時間がかかりそうです。
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変更点
CHANGES.mdに書いてあります。翻訳間違ってるかもしれませんがわかる範囲を補足しながら説明してみます。
VoiceHAT, Voice Bonnet, とVision Bonnetに対応しています。
修正点
- TTSエンジンのクリック音を修正(※1)
- Assistance_grpc_demo.serviceの修正(※2)
- python3化への対応、変数名の変更等
※1.TTSとはText-to-Speechの略でテキスト読み上げのことです。
※2.DISPLAY環境変数と適切な systemdの依存関係を追加する必要があります。
改善点
- ボタンやLEDにアクセスするためのboard.pyを実装
- 新しいaudio APIをvoice/audio.pyに追加
- iNaturalistモデルの直接的なPythonサポート
- アンカーやラベルをテキストファイルから直接ロードするように変更
- Vision Bonnet protocolにget_interence_state()とresest()を追加
- docsフォルダにVoice HATの回路図を追加
- 出力テンソルのスパース表現を追加してデータ転送速度を向上させる
- 実験的にビデオストリーミング用にSVG-imageをoverlay
VoiceKitV2で使ってみました。
早速、新しいOSをmicroSDに書き込んで使ってみました。使っていて新しくなったところは随時追加していきます。
src/examples/button_led.py
アーケードボタンのデモです。押すとLEDが赤く光りコンソールにON、離すとLEDが消えてコンソールにOFFと表示されます。
実行するときは下記のように実行します。
python3 src/examples/button_led.py
src/examples/voice/voice_recorder.py
簡単なボイスレコーダーです。これも下記のように実行します。
python3 src/examples/voice_recorder.py
再生が終わった後カレントディレクトリにrecording.wavファイルができます。
src/examples/voice/assistant_grpc_demo.py
待ち受けや応答時にLEDが変化するようになりました。今までは自分でカスタマイズしていましたが、不要になっています。また、GoogleAssistantからの返答もコンソールに表示されるようになりました。
まとめ
実際に使ってみると、今まで不便だったところが大分改善されています。しかし、中身がガラッと変わったので、ガッツリカスタマイズをしている身としてはキツイですが、、、(;・∀・)
でもまあ、AIYはこういうところも楽しみの一つなので頑張っていこうと思います。
※リリースされたのは日本時間11/17 AM4:00だったのでVoiceKitV1でも使ってみようと思います。