Google AIY Voicekitの不具合や注意事項まとめ

 GoogleAIY Voicekit V1とV2を利用していて、気づいた不具合や注意事項についてまとめます。OSのバージョンが色々あるのでそれぞれについても記載しておきます。
 2018/4にGoogleAIYVoiceKitV1を購入してからOSのメジャーリリースを3回ほど経験しましたが、OSバージョンアップの度にAPIが大幅に変更になるため、最新OSが最善というわけではありません。特にカスタマイズしている方は注意してください。

 ただ、OSバージョンアップする度に進化しているのは確実です。特に初心者の方には優しくなってきているような気がします。

 もくじ(Index)

Google AIY Voicekit V2特有の不具合

assistant_library_demo.pyが動かない。

 src/examples/voice/assistant_library_demo.pyというのが「OK,Google」と呼ぶと作動するデモなのですが、、、

 RaspberryPi Zero系では動かすことができません。snowboyを使用するとHotwordで起動ができるようになります。(但しOSバージョンが2018-08-03である必要があります。)

Snowboyに関する記事

2018-11-16で確認した不具合

snowboyが動かなくなる。【解決】

Snowboyを入れてHotwordで起動できるようにする。で紹介した方法でのsnowboyによるHotword起動ができなくなります。AIY-projects側のAPIが大幅に変更されており調査中ですが自分のスキルではまだ対応できていません。(-_-;)

★2019/3/8 追記
2018-11-16バージョンでも動作するバージョンのプログラムを公開しました。詳しくは下記の記事を参照してください。

Snowboyを入れてHotwordで起動できるようにする。

アップデートできない。

 2018-11-16のOSでもsudo aptupdate/sudo apt upgradeを行うと様々な不具合が起きます。Updateは行わないでおきましょう。
 
 https://github.com/google/aiyprojects-raspbian/issues/527

対処可能なもの

 アップグレードしてしまった場合でも下記のものについては、対処できるかもしれません。

  • マイクが効かなくなる
  • check_audio.pyでエラーが出る
  • LEDが動かない
  • GPIOが反応しない

 対処方法はGoogleAIYVoiceKitのOSアップグレードを参照してください。

英語でしか反応しない(assistant_grpc_demo.py)

 2018-11-16バージョンでは、言語の指定方法が変わっています。2種類の指定方法があります。

①raspi-configでロケールを変更する

デフォルトではOSで設定されたロケールを見ています。ロケールはraspi-configで変更できます。

②assistant_grpc_demo.pyの引数で指定する

 下記のように言語コードを指定することによって好きな言語を指定できます。

src/examples/voice/assistant_grpc_demo.py --language=ja_JP

指定できる言語コードは下記の表を参照してください。(開発中のものもあるようで、?は指定しても動かなかった言語です。)

言語文字コード
英語United Statesen_US
英語United Kingdomen_GB
英語Australiaen_AU
英語Canadaen_CA
英語Indiaen_IN
英語Singaporeen_SG
スペイン語Latinoamerica?
スペイン語Espanaes_ES
デンマーク語Denmarkda_DK
ドイツ語Deutschlandde-DE
フランス語Francefr-FR
フランス語Canadafr-CA
ヒンディー語Indiahi-IN
インドネシア語Indonesiaid_ID?
イタリア語Italiait_IT
日本語Japanja_JP
韓国語Koreako_KR
オランダ語Nederlandsnl_NL?
ロシア語Rossiaru_RU?
スウェーデン語Swedensv_SE?
タイ語Thailandth_th?

英語でしか反応しない(assistant_library_demo.py)

 assistant_library_demo.pyの場合はスマホやタブレットのGoogleアシスタントアプリで設定することができます。二言語を使い分けることもできるようです。

2018-08-03で確認した不具合

アップデートできない。

 sudo apt update/sudo apt upgradeすると様々な症状が起きます。2018-08-03以前のOSを使用する場合はアップデートはやめておきましょう。

確認した不具合① LEDが使えなくなる。

 LEDを使おうとすると下記のエラーが表示されるようになり動作しなくなります。

FileNotFoundError: [Errno 2] No such file or directory: '/sys/class/leds/ktd202x:led1/device/reset' 
対応策

 ドライバーをビルドしなおすと直る場合があります。
●参考
https://github.com/google/aiyprojects-raspbian/issues/385

確認した不具合② マイクもスピーカーも効かなくなる。

 VoiceKitが反応しなくなり、checkpoints/check_audio.pyを実行すると下記のメッセージが表示されるようになります。対策は無くOS再インストールしかありませんでした。

●参考
https://github.com/google/aiyprojects-raspbian/issues/515

You do not have any sound cards installed. Please check that AIY sound card is
properly connected.
For some Voice HATs (not Voice Bonnets!) you need to add the following line
to /boot/config.txt:
dtoverlay=googlevoicehat-soundcard
To do that simply run from a separate terminal:
echo "dtoverlay=googlevoicehat-soundcard" | sudo tee -a /boot/config.txt
Press Enter to close...

③AIY-projects-pythonの中身が消える。

 再現性が無いのですが、アップデートに失敗して全部消えたことがあります。対策は再インストールしかありませんでした。

英語でしか反応しない。

 Googleアシスタントのバージョンアップにより、二か国語以上に対応するようになってから、スマホアプリからデフォルトの言語を設定しても英語でしか動かなくなる場合があるようです。
 日本語でしか使わない場合は、assistant_grpc_demo.pyに下記の変更を加えてください。

diff --git a/src/examples/voice/assistant_grpc_demo.py b/src/examples/voice/assistant_grpc_demo.py
index ed1c2b7..b6d38ce 100755
--- a/src/examples/voice/assistant_grpc_demo.py
+++ b/src/examples/voice/assistant_grpc_demo.py
@@ -20,6 +20,7 @@ import logging
 import aiy.assistant.grpc
 import aiy.audio
 import aiy.voicehat
+from aiy.i18n import set_language_code

 logging.basicConfig(
     level=logging.INFO,
@@ -28,6 +29,7 @@ logging.basicConfig(


 def main():
+    set_language_code('ja-JP')
     status_ui = aiy.voicehat.get_status_ui()
     status_ui.status('starting')
     assistant = aiy.assistant.grpc.get_assistant()

Google AIY Voice Kit V1特有のもの

AIY Voice Kit (V1)のHPが見つからない。

 トップページからは分かりづらくなりました。下記のリンクになります。
https://aiyprojects.withgoogle.com/voice-v1/

Google AIY Projectとの付き合い方

 AIYという言葉の元であるDo-it-yourself artificial intelligenceの通り、基本的には自分で色々調べたり、考えていく過程も楽しむことが大事です。

最新情報を手に入れるためには

最新情報は公式のHPかGitHubを参照します。全部英語ですがなんとか頑張りましょう。

●公式HP
https://aiyprojects.withgoogle.com/
●公式のGitHub
https://github.com/google/aiyprojects-raspbian/

 GitHub上のプロジェクトは常に開発が進んでいるので、WebページやReadmeの情報も古くなる場合があります。
 ドキュメントはソースも含めて全部と考えましょう。

 色々な動作を知りたい場合は、まず最新のサンプルソースを確認しましょう。~/AIY-projects-python/src/examples配下にあります。

おわりに

 Google AIY Projectはこれからどんどん発展していきそうな気がします。色々なことに挑戦してみましょう!

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