RaspberryPi 3 Model B+ を効果的に冷やせるケース【静音】

 Amazonで見かけたGeeekPiのアーマーケースに一目惚れして購入してみたところ、良く冷えてカッコいいので紹介します。

 もくじ(Index)

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紹介する製品

GeeekPiのアーマーケースという製品で下記のリンクから購入できます。
Amazon GeeekPi
Amazon Vivan-star
Amazon Macrorunjp(海外からの発送)
AliExpress.com(海外からの発送)

Seeed Studioというブランドからも出ているようで秋月電子通商でも購入できます。
秋月電子通商

おススメな点

 おススメな点は下記の通りです。

  • アルミケース+デュアルファンでよく冷える。
  • ファンが静音
  • CPU、メモリ、LANモジュールが全部冷やせる。
  • ファン無しでも効果あり
  • カッコいい

開封の儀

外箱

 ラズパイサイズのコンパクトな箱に入っています。

中身

箱を開けると下記のものが入っています。
・アーマーケースの上下部品
・熱伝導両面テープ(大、中、小の3枚)
・ネジ
・取り付けマニュアル(英語) 

重量

 重さを測ってみたところ96gでした。アルミケースなので重くなるのは仕方ありません。

取り付け方補足

 マニュアルだけではわかりづらい点があったので補足します。

ケースに熱伝導テープを貼り付ける。

 両面テープの白い剥離紙を剥がして、ケースのCPU(大)、メモリ(中)、LAN(小)モジュールがある位置に貼り付けます。

青い剥離紙を剥がす。

 剥がしづらい場合はピンセットを使いましょう。

青い剥離紙を剥がす。
3枚剥がします。

 あとは位置を合わせて部品を取り付けるだけです。

 両面テープはかなり強力なので、位置合わせは慎重に行いましょう。

外観

 主要なコネクタには全部アクセスできるようになっています。カメラコネクタとディスプレイコネクタはケースを装着する前に接続します。

効果について

 UnixBenchで負荷をかけて下記の3パターンでCPU温度を測定し比較してみました。

  1. ケース無(ヒートシンク等もない素の状態)
  2. ケース有の状態でファンを回さない状態
  3. ケース有でファンも稼働した状態

CPU温度

 CPU温度の比較は下記のグラフのようになりました。ケースのおかげで確実に温度が下がっています。ファンを回さない状態であっても冷えており、最高60.7℃までに抑えられています。

単位:℃ケース無ケース有
ファン未使用
ケース有
ファン使用
最大値82.260.752.6
最小値38.630.630.6
平均値68.550.044.0

UnixBench

 UnixBenchのIndex Scoreを比較すると下記のようになります。1Coreのテストでは、差がありません。
 4Coreのテストではケース無の場合はCPUがクロックダウンしておりかなりスコアが悪くなっています。ファンを回さない場合はケース無ほど悪くなっていません。

測定パターンScore Index
(1Core)
Score Index
(4Core)
ケース無352.1767.0
ケース有
ファン未使用
352.9841.8
ケース有
ファン使用
353.4876.5

気になる点

 良く冷えるので問題ないと言いたいところですが、気になる点がいくつかあります。

microSDがはみ出ている。

 microSDが少しだけケースからはみ出ます。ぶつけると折れるので注意しましょう。

両面テープの粘着力が強い

 両面テープの粘着力が強いのでケースを気軽に外すことはできません。

 カメラコネクタ、ディスプレイコネクタを使用する場合はケース装着前に接続しましょう。

ファンが剥き出し

 ファンガードが無いので注意しましょう。

その他のアルミ合金を使ったケース

 今回紹介した製品と同様に、熱をアルミに伝えるタイプのケースは他にもあります。

ファン付きのケース

高速冷却アルミ合金製保護ラズベリーパイケース

ファンレスのケース

 ファンを使いたくない方の場合下記のケースもいいかもしれません。

cocopar アルミニウム合金保護ケース

まとめ

 熱が気になるRaspberryPi 3B+ですが、このケースを使うと良く冷えて、パフォーマンスアップすることがわかりました。
 ラズパイの裏側にあるメモリも冷やすことができる製品はあまりないので、個人的には一番おススメなケースです。

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