RaspberryPi3でUbuntu18.04(Bionic Beaver)を動かす。

2019/2/15 追記
 Ubuntu18.04.2がリリースされてインストールが簡単になりました。RaspberryPi3B+でも動作します。こちらの記事RaspberryPi3B/3B+でUbuntu18.04を動かすを参照してください。

 Ubuntu18.04のリリースが行われるまでいろいろ調べていたらふと見つけてしまいました。ラズベリーパイでもUbuntuがサポートされるようになったようです。インストール媒体や動かすまでの情報は下記のリンクにあります。

ARM/RaspberryPi – Ubuntu Wiki(英語)

前提条件

・対応機種: RaspberryPi2、RaspberryPi3B/B+
・SDカードは4GB以上必要(GUIも使うのであれば8GB以上必要です。)
・初回起動は有線LANを接続しておかないと起動しません。
・UbuntuCoreなのでGUIは入っていません。
 必要であればあとからインストールします。
・32bitです。
 64bit(arm64/AArch64)についての説明もあるので動きそうですがまだよく読んでいません。(爆)

インストール手順

 Raspianと手順は一緒でmicroSDカードにOSイメージを書き込んで起動します。

①イメージのダウンロード

ARM/RaspberryPi – Ubuntu Wiki#Download(英語)から対応したイメージをダウンロードします。
★注意★18.04は公式イメージで、16.04は非公式イメージとのこと。

 RaspberryPi3/3B+でも下記のPi2用のイメージをダウンロードする方法に変わりました。
ubuntu-18.04-preinstalled-server-armhf+raspi2.img.xz
ただし、そのまま起動はできないので手順③、④が必要です。

②イメージの書き込み

ダウンロードしたイメージをmicroSDに書き込みます。Etcher.ioを利用するやり方はこちらの記事を見てください。

③イメージの編集(RaspberryPi3/3B+のみ)

 母艦で作業します。Windowsの方は文字コードに注意しましょう。(私は秀丸エディタを使いました。)

system-boot/config.txtの編集

 作成した「system-boot」というパーティションにある「config.txt」を編集します。

kernel=uboot.bin
device_tree_address=0x02000000

という記述を下記のように書き換えます。

kernel=vmlinuz
initramfs initrd.img followkernel
#device_tree_address=0x02000000

④ファイルのコピー(RaspberryPi3/3B+のみ)

 これも母艦で作業します。

RaspberryPi3Bの場合

 raspianが入ったmicroSDから「bcm2710-rpi-3-b.dtb」というファイルを「system-boot」というパーティションにコピーします。

RaspberryPi3B+の場合

 3B+はまだ入手していないので、検証できていないのですが、以下の手順が必要なようです。
・raspianが入ったmicroSDから「bcm2710-rpi-3-b-plus.dtb」というファイルを「system-boot」というパーティションにコピーします。

・bootcode.bin,fixup.dat,start.elfのコピーも必要?
https://wiki.ubuntu.com/ARM/RaspberryPi#Updating_the_Pi_GPU_firmware_and_bootloader_files

⑤OSの起動

 有線LANに接続&microSDをラズパイにセットして起動します。CUIで起動するので
ユーザ名: ubuntu
パスワード: ubuntu
でログインできます。

※初回起動時にパスワード変更を求められるので変更します。
★有線LANを接続しておかないと起動途中で止まるので注意してください。また、無線LANは後述する手順が必要なので初回起動時は認識していません。

④update

 起動したら、まずは「apt update」&「apt upgrade」しておきましょう。

sudo apt update
sudo apt upgrade

GUIのインストール

 GUIを使いたい場合はXubuntu、Lubuntu,Kubuntuから選んでインストールします。
 それぞれ以下のコマンドでインストールできます。

sudo apt install xubuntu-desktop
sudo apt install lubuntu-desktop
sudo apt install kubuntu-desktop

※くれぐれも3行全部実行しないように注意しましょう(‘◇’)ゞ

リリースノートにも書いてありますが、Kubuntuは非常に遅いのでデスクトップの設定を変更する必要があります。

XubuntuはLibreOffice使いたい方、Lubuntuはシンプルな構成なので最小限のGUI環境でいいという方向けです。


Lubuntuを入れてみましたが2時間ぐらいかかりました。インストール直後の/のディスク使用量は3.3GBです。

Wifiの設定

Wifiは以下の手順で設定します。

①設定ファイルのダウンロード

 適当なディレクトリを作成してダウンロードします。3Bと3B+でファイルが異なるので注意しましょう。

mkdir wifi-firmware
cd wifi-firmware
# Pi 3B
wget https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree/raw/master/brcm/brcmfmac43430-sdio.bin
wget https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree/raw/master/brcm/brcmfmac43430-sdio.txt
# Pi 3B+
wget https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree/raw/master/brcm/brcmfmac43455-sdio.bin
wget https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree/raw/master/brcm/brcmfmac43455-sdio.clm_blob
wget https://github.com/RPi-Distro/firmware-nonfree/raw/master/brcm/brcmfmac43455-sdio.txt

②ファイルのコピー

sudo cp *sdio* /lib/firmware/brcm/

③再起動

sudo reboot

④確認

sudo lshw -C network

logical name: wlan0
というのが増えていればWifiが使えるようになっています。

その他

Accelerated X driver
VideoCore
USB booting
などなど、英語のドキュメントにいくつか気になる項目があります。

GPIOを使うための情報はまだ調べきれていません。(;^_^A

 GPIOを使う用途はRaspbianの方がドキュメントが多いので、サーバ用途でラズパイ3を使うと言う方にはUbuntu18.04LTSという選択肢もありでしょうか( ・ω・)モニュ?

今後ゆっくり試していきたいと思います。(*・`ω´・)ゞ

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