GoogleAIYVoiceKitV2のSnowboyデモでLEDを光らせる。

　以前の記事で紹介したsnowboyを組み込んだサンプルでは、LEDが光らないため状態が把握できませんでした。また、言語の指定もしやすいようにカスタマイズもしてみました。
●以前の記事
Snowboyを入れてHotwordで起動できるようにする。
Snowboyで好きなHotwordを使う。

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動作環境

• AIY Kits Release 2018-08-03
• Google AIY VoiceKit V2

★AIY KitsのOSは2018-11-16が最新ですが、APIが変わっているので、snowboyが今のところ上手く動きません。(´・ω・｀)
２週間ぐらい調べていますが、難航しています。

光らせてみた感じ

下記のように色で状態が分かるようにしました。
　待ち受け時：緑
　録音時：青
　応答時：黄色

インストール方法

ファイルのコピー

  GitHubに公開したのでそちらからcloneして手動でコピーしてください。まだMakefileが作れません。（爆）

sudo apt-get install libatlas-base-dev
git clone https://github.com/mongonta0716/custom-hotword-for-aiy-voicekit

# デモプログラムと関連ファイルのコピー
cp -ipr custom-hotword-for-aiy-voicekit/mod AIY-projects-python/src/
cp -ip custom-hotword-for-aiy-voicekit/assistant_grpc_demo_snowboy_with_leds.py ~/AIY-projects-python/src/examples/voice/

スクリプトに実行権限を与える

cd ~/AIY-projects-python
chmod a+x src/examples/voice/assistant_grpc_demo_snowboy_with_leds.py

使い方

　オプションで–modelを指定して実行します。（省略するとalexaで起動するようになっています。）

実行

AIY-projects-shell.sh
src/examples/voice/assistant_grpc_demo_snowboy_with_leds.py --model=src/mod/resources/alexa/alexa_02092017.umdl

その他のオプション

　AIY Kits2018-11-16の変更点も少し入れてみました。

–language [言語コード]

　起動するときに文字コードを指定すると、好きな言語でアシスタントが応答するようになります。省略するとOSに設定されたロケールで起動します。

• 日本語　ja_JP
• 英語　　en_US

その他の言語は補足を見てください。

サービスとして自動起動したい場合

　サービスとして起動したい場合はUnitfileをsystemdに登録する必要があります。また、終了時にLEDを消灯するためにleds_reset.pyを使用します。

sudo cp -ip custom-hotword-for-aiy-voicekit/assistant_grpc_demo.service /etc/systemd/system/
cp -ip custom-hotword-for-aiy-voicekit/leds_reset.py ~/AIY-projects-python/src/examples/
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable assistant_grpc_demo.service

まとめ

　LEDが点灯すると状態がわかるので、VoiceKitV2もだいぶ使いやすくなりました。デモプログラムはまだ改良途中です。機能アップしたらまた公開していこうと思います。

【補足】利用できる言語コード

2018/12時点で利用できそうな言語コードをまとめました。ただし、’？’と書かれている言語は確認時にエラーが出たのでまだ対応していないのかもしれません。