初心者向けM5Stackの始め方(ArduinoIDE編)

 Twitterでフォローしている方々が楽しそうに使っているのを見て使ってみたくなり、M5Stack Grayを購入してみました。ArduinoIDEを使ってスケッチを書き込むまでが初心者には難しいと思うので、まずは「Hello World」を表示させるまでの手順を紹介します。

 もくじ(Index)

M5Stackの購入

 M5StackはスイッチサイエンスやAmazonで購入できます。Basic,Gray,Fireの3種類があります。(M5GoとM5Stack Facesというセットもあります。)

 何を買っていいかわからない方は、値段が手ごろで9軸IMU搭載のM5Stack Grayが個人的にはおススメです。マイクも使いたい方はM5Stack Fireを買ってみましょう。

M5Stackを動かすために必要なもの

ハードウェア

 用意するハードウェアは2つだけです。

①PC

 Windows、Mac、Linuxで使うことができます。USBで接続するのでUSB端子が必要です。

②M5Stack

 M5StackにはUSB Type-C端子があり、ケーブルも付属しています。

ソフトウェア

 今回の記事ではArduinoIDEで使う方法を説明するので下記のものを用意します。

①ArduinoIDE

 https://www.arduino.cc/en/Main/Softwareから、ArduinoIDEをダウンロードします。
 ダウンロードする際に、貢献する(CONTRIBUTE)こともできます。(支払はクレジットカードかPayPalで行います。)

★Windowsで初心者の方はexeのInstallerを選択した方がいいでしょう。

②USBのドライバー

 https://m5stack.com/pages/downloadを開き、CP210X Driverというものをダウンロードします。(自分のOSに合ったものをダウンロード)

ソフトのインストール(Windows)

 Windowsへインストールする手順を説明していきます。

デバイスドライバ(CP210X Driver)のインストール

 まずはデバイスドライバをインストールし、M5StackをPCに接続します。

①ダウンロードしたファイルを解凍

 「CP210x_VCP_Windows.zip」というファイルを解凍します。

②インストーラーの実行

 解凍後自分のOSにあったx64(64bit)かx86(32bit)のものを実行してインストールします。実行は画面の指示に従ってください。

  • 64bitOSの場合:CP210xVCPInstaller_x64_v6.7.0.0.exe
  • 32bitOSの場合:CP210xVCPInstaller_x86_v6.7.0.0.exe

 ※途中で「このデバイスソフトウェアをインストールしますか?」というWindowsセキュリティのダイアログが出たら「インストール」を押してください。

③M5StackをPCに接続する。

 M5StackをPCに接続します。
「スタートボタン」の上で右クリック→「デバイスマネージャー」を開いて、ポート名を確認します。下記の画像だと、COM6というのがポート名になるので覚えておきます。

ArduinoIDEのインストール

 ダウンロードしたArduinoIDEをインストールします。インストーラーの場合は画面の指示に従ってください。(特にオプションを変える必要はありません。)

ArduinoIDEの設定

 ドライバとIDEのインストールが終わったら、ArduinoIDEを起動して、設定を行います。

設定の手順

 画面ごとに説明していきます。

①起動画面

 ArduinoIDEを起動するとスケッチの画面が開きます。

②環境設定する。

(1)「ファイル」→「環境設定」をクリックして環境設定の画面を開きます。
(2)「追加のボードマネージャーのURL」の右にあるボタンをクリックします。
(3)URLの入力

 ダイアログ画面が開くので下記のように入力してOKをクリックします。
https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json

③esp32のボードを追加する。

 ボードマネージャーを開き、設定します。

(1)ボードマネージャを開く

「ツール」→「ボード…」→「ボードマネージャ…」と選択します。

(2)ボードマネージャ

 ボードマネージャが開いたら、「esp32」と入力し、下のウィンドウに「esp32 by Espressif Systems」という名前のものが出るので、「インストール」をクリックします。

④M5Stackライブラリのインストール

 次にM5Stackのライブラリをインストールします。

(1)「ライブラリを管理」を開く

「スケッチ」→「ライブラリをインクルード」→「ライブラリを管理…」の順に選択します。

(2)ライブラリマネージャ

 ライブラリマネージャの画面が開くので、「m5stack」と入力し、「M5Stack by M5Stack」という名前のライブラリを選択して「インストール」をクリックします。

⑤ボードの設定

 「ツール」を開いて、ボードの各項目を設定します。下記のように設定してください。シリアルポートはデバイスマネージャーで確認したCOM?を選びます。

  • ボード:M5Stack-Core-ESP32
  • Upload Speed:921600
  • Flash Frequency:80MHz
  • Flash mode:QIO
  • Partision Scheme:初期値
  • Core Debug Level:なし
  • シリアルポート:(デバイスマネージャーで確認したCOM?)

ここまでで設定は完了です。

HelloWorldを実行する。

 環境の設定が終わったので次は実際にM5Stackにスケッチを書き込んで、「Hello World」と表示させてみましょう。

①スケッチを開く

 「ファイル」→「スケッチ例」→「M5Stack」→「Basics」→「HelloWorld」の順に選択して「HelloWorld」のスケッチを開きます。

②M5Stackに書き込む

 M5Stackが接続されているのを確認して、「スケッチ」→「マイコンボードに書き込む」を選択すると、コンパイルしてからM5Stackに書き込まれます。

③動作確認

 正常に完了すると、自動的に再起動して下記の写真のようにHelloWorldと言う文字が表示されます。

トラブルシューティング

トラブルシューティングの最新情報はM5Stackの困ったときの対処や注意することで紹介していますので解決しない場合こちらも見てください。

スケッチが書き込めない

 ネットで見かけた情報ですが、スケッチが書き込めない場合は下記のことを試してみましょう。

①ドライバのバージョンを変える。

 ドライバのバージョンを変えると上手くいくケースがあります。まずは新しいバージョンを入れてみて、それでもだめだったら、ドライバを削除してからM5Stack公式の古いバージョンへ戻してみましょう。

●最新ドライバ(バージョン10.1.7)

 CP210x USB – UART ブリッジ VCP ドライバ

●古いドライバ(バージョン6.7)

 M5Stack公式

②USBポートを変えてみる。

 PCへ接続するポートによって挙動が変わるようです。USBポートを変えてみたり、HUBを経由するなど接続するUSBポートを変えてみましょう。

 USB3.0ポートで書き込めなかったがUSB2.0ポートに変えたところ書き込めたという事例もあります。

③コンデンサを付ける。

 RST-GND間に1μF以上のコンデンサを付けてみましょう。(電解コンデンサの場合は極性に注意です。)

おわりに

 今回は、初心者向けに「HelloWorld」を表示するまでを説明してみました。ネットを検索すると色々な方々がスケッチをGitHubで公開しています。

 HelloWorldは第一歩なので、M5Stackをどんどん活用して楽しみましょう。

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