M5Atomの始め方【ArduinoIDE編】
M5Stackから24×24の超小型ESP32開発端末が発売になりました。世界では2020/1/3から、日本では技適マーク版が2020/4/10から購入できます。液晶はないので今までと使い勝手が異なるため最初の使い方を紹介しておきます。
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ArduinoIDE編
ArduinoIDEのインストール
ArduinoIDEのダウンロードやインストール等は初心者向けM5Stackの始め方(ArduinoIDE編)を見てください。ボードマネージャーとライブラリが異なるので説明します。
ボードマネージャーの設定
M5AtomはM5StickCと同一のハードウェアなのでメニューの「ツール」→「ボード」→「M5Stick-C」を選択します。
ライブラリのインストール
ライブラリは下記の2つが必要です。それぞれ右上に入力して検索し追加します。「スケッチ」→「ライブラリをインクルード」→「ライブラリの管理」を開き、「M5Atom(FastLED)」で検索して「インストール」をクリックします。
- M5Atom
- FastLED
コンパイル
これで準備完了したのでサンプルスケッチを書き込んでみましょう。サンプルスケッチはメニューから「ファイル」→「スケッチ例」→「M5Atom」→「Basics」にあります。
- M5Atom Matrix
- Buttom
ボタンを押すと色が変わるサンプルです。 - LEDDisplay
2020/4/10現在動作していません。(※1) - MPU6886
シリアルモニタを使ってMPU6886のデータを見ることができます。
- Buttom
- M5Atom Lite
- LEDSet
ボタンを押すとLEDの色が変わるサンプルです。
- LEDSet
※1.LEDDisplayの修正点
2020/4/10時点のライブラリを直接編集する必要があるようです。M5Atomのライブラリに含まれるLEDDisPlay.cppの103行目を修正します。GitHubのissueにありました。(<スケッチのあるフォルダ>/libraries/M5Atom/src/utility/LEDDisPlay.cpp)
https://github.com/m5stack/M5Atom/issues/3
// xSemaphoreTake(_xSemaphore, portMAX_DELAY);
xSemaphoreTake(_xSemaphore, 100);
おわりに
一年M5Stack製品を色々触ってきましたが、M5Atomは非常に小型で特に可能性を秘めていると思います。電子工作のハードルを下げる端末なので興味が出たら是非使ってみてください。
M5Atomはスイッチサイエンスで購入できますが、売り切れの場合は海外から購入するのも手です。購入方法は下記の記事でまとめています。
M5Stack、M5StickC、M5StickV、M5Atom、M5Paper、M5CoreInkなどM5Stack製品の買い方