【JLCPCB 3Dプリントサービス】SLA(レジン8228,レジンBLACK),SLS(Nylon 3201PA-F)を試してみました。【スタックチャン】
JLCPCBの3Dプリントサービスで使える素材が増えていたので、スタックチャン M5GoBottom版の3Dモデルを使用して発注してみました。今回試した素材はSLA方式のレジン 8228、レジン Black、SLS方式のナイロン3201PA-Fです。
もくじ(Index)JLCPCBの3DPrintingサービス
今回使用したモデル
スタックチャン M5GoBottom版のシェル、ブラケット、足の3つのモデルを作成してみました。stack-chanのリポジトリで公開しています。※ ブラケットのみ開発中だったV2.0を使用しました。(このモデルは組み立てづらいので公開していません。)
- stack-chan
フォルダはcase/contributed/mongonta_case_for_SG90_and_M5GoBottomBoardです。
2022/9現在 選択できる素材
以前は、SLA方式はレジンのLEDO 6060,8000,9000R及びMJF方式のナイロンだったのですが、発注可能なマテリアルが増えていました。赤字は今回試してみた素材です。
- SLA
LEDO 6060, 9000R, 8000については【JLCPCB 3Dプリントサービス】レジンを3種類比較してみました。を参照してください。- LEDO 6060(白)
- 9000R(白)
- 8000(白)
- 8228(ライトグリーン)
- Black(黒)
- MJF
- PA12-HP Nylon(黒)
- PAC-HP Nylon(フルカラー)
- SLM
- 316L ステンレススチール(金属)
- FDM
- ABS(黒)
- SLS
- 3201PA-F(黒)
値段
値段は下記のようになりました。
- 8228($7.5)
- Black($10.0)
- 3201PA-F($17.46)
レビュー
足のパーツはシステムで判断されたようですぐにレビュー完了のメールが届きました。シェルとブラケットについてはメールで薄い部分の変形・壊れのリスクがあるので許容するか、モデルを変更してくださいと聞かれました。前回と同様に「リスクを許容します。作業を進めてください」と返信しました。
仕上がり
8228
ライトグリーンとありますが、蛍光黄色という感じです。stack-chanという文字が見づらいですが、寸法精度も良く造形の問題はありませんでした。
Black
綺麗に仕上がっています。積層痕も目立たず、見た目もいい感じです。
3201PA-F
積層痕が目立ちますが、マットな感じが好きな人は良さそうです。
各マテリアルの感想
今回発注してみた素材は、ホワイトのレジンよりも仕上がりが良く満足のいくものでした。1カ月ほど経過を見ていますが、3つともシェルの変形もありません。
- 8228
ライトグリーンなので文字はちょっと見づらいですが、目立つ色なので面白いかもしれません。仕上がりは問題ありませんでした。 - Black
仕上がりが一番綺麗で、値段は他のレジンと比較して若干高いですが、おススメです。 - 3201PA-F
値段が高価なのですが、落ち着いた仕上がりです。マットが好きな方はおススメです。
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終わりに
JLCPCBの3DPrintingサービスも使える素材が増えてきて色々な発注ができるようになりました。3Dプリンターを持っている方も、仕上がりを良くしたい場合に使えると思うのでコレ!という部品ができたら発注してみるのもアリだと思います。
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