スタックチャン タカオ版 組み立て方法【分解あり】【その2 ケースセットの組み立てと完成まで】

 2021/12/21よりBoothにて スタックチャンのタカオ版組み立てキットの頒布を始めました。この記事ではケースセットを組み立てて、完成させるまでを説明します。

 もくじ(Index)

M5Stack関連の目次へ戻る

分解ありの組み立て方法は要注意です。【2023/2/11追記】

2022のある時期から、M5GoBottomのバッテリーが強力な両面テープで固定されるようになりM5GoBottomを分解する作業が困難になりました。バッテリーが破損すると火災等の事故につながりますので十分にご注意ください。当ブログでは保証できませんので予めご了承ください。

分解なしの組み立て方法について

この記事の方法とは異なり、ボトムの分解を行わない方法です。詳しくは下記の記事を見てください。

分解作業なしでスタックチャンを作る。【スタックチャン タカオ版 組み立てキット】

ケースセット

添付しているもの

 下記の4個になります。

  • シェル
    外側のケースです。
  • ブラケット
    サーボを固定する中身です。

  • 足の部分です。
  • M1.6のネジ 8本(SCS0009専用はM2 x 8mm)
    小さいので無くさないように注意してください。

使わないもの

  • 隙間埋めパーツ(シェルVer.2.0では隙間埋めパーツは無くなりました。)
    四角い枠です。このパーツは【分解なし】の手順でしか使いません。

組み立て時の注意

ネジの締めすぎに注意

 固定するのはプラスチックなので締めすぎると壊れます。締めすぎなくても固定できますのでゆっくり優しく締めましょう。

M1.6のネジは痛い

 サーボホーンを固定するM1.6のネジですが、小さくて刺さると痛いです。注意しましょう。

ケースの組み立て

1.シェル

 M5Core2 for AWSIoT EduKitを分解して、基板を取り出してM5Stackをシェルに取り付けていきます。

①M5GoBottomを取り外す

 M5Stackを裏返して、四隅のボルトを外してボトムを取り外します。(Core1のM5Stackは下の2本のみ)M3ボルトは後で使うので長さに注意して保管してください。ボトムを取り外すときはスマホオープナーがあると傷を最小限にして取り外すことができます。

②M5GoBottomの基板を取り外す

 四隅のネジを取り外して、基板を取り外します。バッテリーは固定されていないので取り扱いには十分注意してください。

 ※ 現在は、バッテリーが強力な両面テープで固定されており外すのが困難になりました。どうしてもバッテリーを外す際はスマホの分解工具を用いて慎重にボトムからバッテリーを剥がしてください。

③バッテリーをセロハンテープで固定する。

バッテリーをセロハンテープで固定します。

④基板をシェルに取り付ける。

 Grove互換-2.54mm変換ケーブルを用意して、Port.Cに取り付けます。写真のようにケーブルを溝に通して基板を固定します。

⑤-1 【SG90/互換品の場合】十字サーボホーンの固定

 十字サーボホーンの長い2辺をニッパーでカットします。その後写真のようにM1.4のネジ4本で固定します。

⑤-2 【SCS0009専用の場合】十字サーボホーンの固定 

SCS0009版の場合は、十字のサーボホーンを嵌めるだけです。(後でM2 x 8mmのボルトで固定します。)

⑥M5Stackを固定する

 M5Stackを固定します。その際、取り付けると電源が入ってしまうので一旦電源を切りましょう。裏返して、M3ボルトで固定します。M3のボルトは①で説明した通り長さが違うので固定するときは注意してください。

2.足

2-1 SG90/互換品の場合

 足はサーボホーンをカットして固定するだけです。

2-2 SCS0009専用の場合

 十字のサーボホーンを溝に合わせてください。(後でサーボとともにM2 x 8mmボルトで固定します。)

3-1.ブラケット(タカオ版部品キット編)

 サーボモーターを取り付けます。固定するネジはSG90に付属しているものを利用してください。

①パン(水平方向)のサーボを取り付ける(4ピンの方です。)

 ブラケットの下側からケーブルを先に通して挿入します。ギリギリですが切り欠きがあるのでケーブルを切断しないようにしながら気を付けて入れてください。もし入らないようであればヤスリで削ってください。

②チルト(垂直方向)のサーボを取り付ける。(3ピンの方です。)

③ブレッドボードにサーボをつなぎ、ブラケットに挿入する。

 ブレッドボードの3ピンと4ピンの両端ロングピンヘッダにサーボのコネクタを接続します。

3-2.ブラケット(Stack-chan_Takao_Base編)

ているStack-chan_Takao_Baseを使った時の組み立て方法です。
 ※ 長いケーブルだとサーボを固定してしまうと巻きづらくなります。下記の手順でやってみてください。

① Stack-chan_Takao_Base基板とブラケットとM2x4mm 2本を用意します。

②基板の固定

 ※寸法がギリギリなのでもし入らない場合はブラケットか基板側を少し削ってください。

 USB-TypeC端子とスイッチがブラケット背面の穴に合うように基板をセットします。その後、M2x4mm ボルトで固定してください。

③サーボケーブルを巻く

 Pan(水平方向)サーボのケーブルにに黒いマジックでしるしをつけると後で分かりやすいです。基板の分、サーボのコネクタを通す穴が小さいのでサーボを固定する前にケーブルを2回ぐらい巻きます。※先にサーボを固定してしまうと狭くて通せなくなります。
 ※ SCS0009専用は、ID1がPan(水平方向)、ID2のサーボがTilt(垂直方向)になるようにセットしてください。

 

④サーボをネジで固定

 サーボをネジで固定します。

⑤サーボのコネクタを基板に固定

コネクタはブラケット正面から見て下記のように取り付けます。

上側:Tilt(垂直方向Y) V1
下側:Pan(水平方向X) H1
左から:茶(GND)、赤、橙の順番の向きで取り付けてください。

パーツを組み合わせる

 ここまでで、シェル・ブラケット・足のパーツが出来上がりました。後は組み合わせるだけです。サーボは90°の角度にしておいてください。

ブラケットと足

 まずはブラケットと足を写真のように組み合わせて裏側からサーボ付属のネジで固定します。(※ SCS0009版はM2 x 8mmボルトを使用してください。)

 

シェルと組み合わせる

①ブラケットのブレッドボードにケーブルを接続

 ブラケットのブレッドボードにケーブルを差し込みます。向きを間違えないように注意してください。

②ブレッドボードを押し込む(Stack-chan_Takao_Baseでは不要)

 ブレッドボードを奥まで押し込みます。

 

③シェルとブラケットを合わせる

 サーボホーンへまず差し込んで次に突起とくぼみを合わせると上手く入ります。

④サーボホーンとサーボを固定

 サーボ付属のネジでサーボホーンとサーボを固定します。(※ SCS0009専用は、M2 x 8mmボルトを使用してください。)

これで出来上がりです。

出来上がり

 これでスタックチャン M5GoBottom版の組み立ては終わりです。 スタックチャンに癒されてください

ケースの3Dモデルについて

 #スタックチャン M5GoBottom版のモデルはSTLファイルでスタックチャンのリポジトリで公開しています。3Dプリンタをお持ちの方はこちらのデータを利用してください。

https://github.com/meganetaaan/stack-chan/tree/main/case/contributed/mongonta_case_for_SG90_and_M5GoBottomBoard

スタックチャン タカオ版 組み立て方法【分解あり】【その2 ケースセットの組み立てと完成まで】” に対して2件のコメントがあります。

  1. F.I より:

    ケースを自分で印刷したいのですが、3Dデータって公開してくれますか?できればstlがいいです。

    1. もんごんた より:

      コメントありがとうございます。

      ここに公開してありますよ。

      https://github.com/meganetaaan/stack-chan/tree/main/case/contributed/mongonta_case_for_SG90_and_M5GoBottomBoard

F.I へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です